雨上がりに会える、レインリリー (ゼフィランサス)

雨後に咲くレインリリー 植物

永遠に続くように感じた夏だったが、夜は涼しくなってきた。25℃くらいだと、庭の鈴虫も元気に鳴く。暑さで機能低下していた私の頭も少しは働くようになってきた。まだ季節変化があることに感謝。

9月2日、浜松市は「緊急安全確保」発令。迷走台風11号の影響もあり、大気不安定となって雷雲が次々通過。浜北では1時間118ミリの大雨が降り、一部で浸水した。

静かになった翌日、庭にピンクの小さな花が咲いていた。日に当たった花びらが輝いている。

レインリリー ゼフィランサス

みつばのカタバミの花に似てるけど、もっと大きく花弁もしっかりしている。茎と葉もスッと伸びて、神々しい。これは雑草ではなさそうなので、Googleレンズで調べて図鑑チェック。

ゼフィランサス Zephyranthes (和名:タマスダレ)

不思議と雨が降った後、花梗が伸びて開花するという特性があることからレインリリーと呼ばれている。鱗茎を持つ球根植物で約70種の原種がある。米国東部から中米、南米にかけて分布~日本で最も普及しているのは、カンディダで玉すだれと言われ、明治の始め頃に導入された。
~また、グランディフロラは、幕末1845年にパイナップルの栽培土に混入していた球根を薬種商がサフランと誤認して広めたが、のちサフランモドキと改名された。

「世界の原種系球根植物1000」椎野昌宏、小森谷 慧/編 (誠文堂新光社 2014年)、P137 ゼフィランサス より book-世界の原種系球根植物1000

歳のせいか似た名前があると混乱するからね、簡単に比較してみる💦

クロッカス crocus:「春を告げる花」。秋植え球根。鑑賞用(花サフランとも呼ばれる)。アヤメ科。

サフラン saffron:秋咲き。花は紫色のみ。赤いめしべを乾燥させて香辛料に。薬用(鎮痛鎮静)利用。古代から利用。アヤメ科

サフランもどき=ゼフィランサス zephyranthes 6~10月開花。白い花が玉すだれ。ピンクがサフランモドキと呼ばれる。地域によっては野生化。ヒガンバナ科。

花は似ているから、見分けは難しい。開花時期と色から見分けるしかないね。

ぜフィランサス レインリリー
ぜフィランサス レインリリー

どこからきたんだろう・・・昨年までは見かけなかった。小さくはかなげだけど、夏の暑さで疲れた庭の景色を癒してくれる。

あなたに会えるなら、9月の雨が楽しみになったよ***

最後まで読んでくださり、ありがとうございます。kakera

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