1年前の冬、この庭に来ていたメジロとヒヨドリ。春になり桜が咲くと急に来なくなった。桜花の蜜は、美味なんだろうなあ・・・春からの活動に必要なのかも。野生の生き物は、その辺りよく心得ている。(1羽の子ヒヨだけは初夏まで時々来ていた)
急に姿を見せなくなった小鳥たちを心配していた私に、職場の同僚が教えてくれた。「毎年同じメジロが来るようになるよ。」
次の冬になったら、同じメジロやヒヨドリに会える? 同じ鳥かどうか、どうしたら分かるかな?ーしかし小さな鳥が自然の中で生き残るのはとても大変なこと。もう二度と会えないかもしないと覚悟した。そして私は、彼らの安全をずっと祈り続けた。
やがて紫陽花が咲き、暑い夏の日々が続く。遠くからヒヨドリの鳴き声が聞こえると、今頃どうしてるかなと想いを馳せた。
* * *
約7ヶ月後の、2021年11月
小さな苗だった庭木も、人の背丈ほどに伸びた。私は、メジロとヒヨドリがまた来てくれるか気になる。 もし再来した時に、ヒヨドリが隣の木の実や花を食べてしまわないように、 赤い実のなる木も植えた。気が付いてくれるかな・・・
庭には常連のスズメの子供たちと、1羽のハトが寄っていく。
ある時、渡りのジョウビタキが数回飛来。あちらこちら庭を見渡した後、飛び去っていった。
すると、!!!!
メジロが2羽、小枝から小枝へキョロキョロ!
まだミカン出してないのに、、、私は急いでミカンを用意する。出勤直前であたふた💦
あの子達は、前の冬に来ていたメジロたちかな? 分からない、確認のしようがない・・・メジロに聞いてみたけど、キョトンとしてた。
その頃から、ヤマボウシの甘くて大きな赤い実が少しずつ減っていった。下には落ちてないから、何者かが食べていってるんじゃないかな・・・ヒヨ、あなたなの?
ミカンの食べ跡や糞から、ヒヨドリが来てる痕跡は11月25日頃から目にした。
君たちは、前の冬にこの庭に来てた子?
読んでくださり、ありがとうございます。 <その2へ続く>>
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